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>中世の枠組では罪深い人間が罪を赦され義とされ天国への切符を手に入れるという一連の行為は全て教会という制度に依って独占されており従って人々は其れに疑問を抱くことは無かったし別の提案を受けることも無かった >教会の教えに従うということは今日の我々にとっては強制的で自由が無く窮屈で選択の余地の無い洗脳のように思われるかもしれないが教会の教えを守り言うことを聞いていれば幸せになれ天国に行けるというのだから是は決して悪いことでは無かった >高さ634メートルの電波塔が建設されたまさに天に突き刺さるような巨大な建造物である此の塔の上まで自分の力で登って行けと言われても恐らく多くの人は困ってしまうだろう何の手掛かりも無い >然し入口で案内人の言うことを聞いて大人しく待っていればエレベーターに案内され何の努力もせずあっと言う間に展望台まで登って行くことが出来るどちらかを選べと言われれば誰だってエレベーターを選ぶのではないだろうか >中世の人々はそういう世界の中に生きていたのであり教会は自分で自分を愛せないマルクスの言う自己疎外状態に陥った人々の需要に答え神学の市場化が起こった