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>全くアイロニックなことだが教会は神の国の到来の話としての終末論を語ることを次第にしなくなる終末は個人の死の問題に変えられ実在化して行く何故なら教会は此の世の権力を手に入れてしまったからである >此の世を支配する仕組みを手に入れてしまった教会は此の世の終わりとしての神の国の到来を語ることが出来なくなった自分達が此の世を支配しているのだから此の世の終わりは教会制度の終わりを意味することになってしまうからである >フィオーレのヨアキムが唱えた第三段階は教会という制度を超えた支配の到来を主張しており排除されたのである教会は神の国の接近という教えから最も遠ざかり此の世の支配システムとなった >アレクサンドリアのキュリロスは群衆に殺人を犯せとは命じはしなかったが其れが起きた時にも然程驚きはしなかっただろうヒュパティアは中世と言う時代の到来を告げる為の不運な犠牲者だった >ニーチェは此の世の支配システムを破壊し新しい価値観を提供するという人類史上最大級の仕事をしたが世の中の理解が追いついていないと晩年に愚痴をこぼした歴史の頁は捲られないままである教会の勝利は達成されたのだ