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>古代から現代に至るまで何度となく世界の終わりについての期待と不安が盛り上がり廃れるということが繰り返されてきた此の世の終わりのことを終末と呼び其の終末に纏わる思弁を終末論という >我々が生きている此の世には色々と問題があるので其れは終わりを迎え全く新しい世界が到来するはずでありそうあって欲しいという願望が終末論には込められている >終末論と言うのは新しい世界への希望の表現なのである然し新しい世界を希望すると言うことは現在の此の世にはもう希望が無いという現状認識を前提としており其の現状は最早自力では何ともし得ないという諦めをも含んでいる >此の世そのものが希望に満ち溢れた幸せな世界であるならば或いは自分達で何とか改善出来るという希望があるならば誰も其の終焉を望んだりはしない此の世はもう駄目だという絶望と諦観こそが終末待望論を生み出すのである >終末論はニーチェの言うルサンチマンから生まれたのであって其処では報復対象としての罪人が要求されるのである二元論の問題は単に世界を二分して観察するということでは無く自己正当化の為に敵を要するという点にある