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本日2月9日はお肉の日らしい
無題 名無し 02/11 556335
IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)
>製品を買うより高くついただろうけど、やっぱりコンビーフとかでなく
>大和煮でないと駄目だったんだろうなあ
初期には輸入コンビーフも使ったけど
「飯のオカズ」にどうにも不向き、と言う実に日本的な理由で不評だったと聞く
無題 名無し 02/11 556336
IP:106.72.*(enabler.ne.jp)
>初期には輸入コンビーフも使ったけど
>「飯のオカズ」にどうにも不向き、と言う実に日本的な理由で不評だったと聞く

コンビーフは割とご飯に合うと思うんだけど、当時のコンビーフは合わなかったのか、それとも日本人の舌が慣れてなかったのかな・・・。
無題 名無し 02/11 556337
IP:153.139.*(ocn.ne.jp)
日本製なら日本人の味覚に合わせてるはずでおすし
海外の缶詰とか時々すげえ味のあるますし
無題 名無し 02/11 556338
IP:106.146.*(au-net.ne.jp)
昔々その昔、日本にデ〇ーズが入ってきた頃当時の〇ニーズはアメリカ本国のメニューと同じものが出されてて、その中にラム肉のステーキがあったんだけど、今から40年くらい前の日本人は臭気が気になるのか一口食べて食べ残すのがざらだった
でも今はラム肉どころかパクチーやら花山椒やら平気で食べてるのを見ると味覚は変わるんだなという感慨が

食べ残したラム肉はうちの犬用に持ち帰らせていただきましたw
無題 名無し 02/11 556339
IP:119.26.*(zaq.ne.jp)
団塊ジュニアの貧乏人は黒いマトン焼肉缶で育った筈だからな。
慣れたんだろ。
無題 名無し 02/11 556340
IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)
>団塊ジュニアの貧乏人は黒いマトン焼肉缶で育った筈だからな。
我々の頃は黒缶は鯨肉だったんだけどね
羊肉になった頃はニュージーランドの誇るオールブラックスをCMに起用して
「栄光の黒」という惹句で売り出してたな
無題 名無し [sage] 02/11 556341
IP:106.146.*(au-net.ne.jp)
ほんとたかだか四半世紀で味覚変わるんだなと
当時から私は臭いものというか味の強いものが好きでラムマトンはもちろんダークラム(もちろん英国海軍御用達のやつ)やらエールやらを好んで飲んでましたが、ある日会社の同僚とビアガーデンに行ったとき珍しく黒ビールがありまして早速注文して飲んでました
それを見た同僚の女の子がちょっと飲ませてくれというので飲ませたら感想が「正露丸みたい」少々ショックを受けました
でも今や黒ビールなんざありふれたメニューですからね

日記みたいになり失礼しました
無題 名無し 02/11 556345
IP:111.233.*(yournet.ne.jp)
豚はなんでも食うしなんだったら人間のウンコ食わせて育てられるからなぁ
まあ俺だったらウンコ食って育った豚なんか絶対食いたくないけどw
乳製品はとれないけど一長一短だなぁ
無題 名無し 02/11 556346
IP:121.117.*(plala.or.jp)
>まあ冷蔵保存技術もないのに魚をあれだけ流通させていたのは逆にすごいところですが
干したり塩蔵したりしやすいし獣肉と違って宗教的な面倒も無いし…
逆に軍隊的な栄養面だと魚介だけじゃタンパク源として物足りなかったのかなぁ…

無題 名無し 02/11 556349
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
兵庫県相生市に感状山城と言う中世の山城の遺構が残されているんですが、
昭和60年に行なわれた三曲輪発掘調査の際、平均で胴径80センチ、器高52
センチ、容量2石(約360リットル)という備前焼の大甕9個が埋設される遺
構が発見されているそうです

この大甕内に付着していた物資の化学分析の結果、大甕内に保存されてい
たのはイノシシの塩蔵肉であったことが判明したそうなんですが、9個で
最大3240リットル容量分という大量の塩漬けイノシシ肉、城内に詰めてい
た将兵さん達の日常或いは戦時の兵糧であったんでしょうけれども、果し
てどんな風に調理して召し上がっておられたんですかしら…
無題 名無し 02/11 556351
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
余談ですが時代は下って昭和の時代、中国大陸で輜重兵として従軍されて
おられた浦直人さんと言う方の回想記に、現地で300キロと言う大物の黒豚
を手に入れたときの話が出てくるんですが、なにせ日頃のおかずと言えば
乾燥わかめいりの乾燥味噌汁がせいぜい、
「生のブタ肉などというヤツには、内地を出て以来、お目にかかっていな
い。分厚いトンカツやブタ汁の味なども忘れてしまったくらい」
…であったところでみな大喜び、早速元肉屋の店員さんだった兵隊さんを
中心にゴボウ剣で解体を開始、

「『これはトンカツ用』『ここは煮付け用』『これは素うで(※茹で)用』
と、それぞれに適した一番よいところをまず選り分ける」
「腸も適当な長さに切り、中の臓物(※ママ)を取り除いた。これは『ヤキト
リ用』なのだそうである」
無題 名無し 02/11 556352
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
「スープをつくるのに必要な骨もチャンと選り分けたり、ラード用にする
脂身もぬかりなく用意しているところなどは、さすがに商売人らしい」

…と手際よく捌いて、その晩は各種豚肉料理が食べ放題の大盤振る舞い
となり、久しぶりの満腹感に「夢心地」のまま眠りについたそうです

また班員15名ばかりでは流石に食べきれる量でないため、再び元肉屋の兵
隊さんが
「お前は肉屋なんだから売ってこい」
…ということで、助手役の古兵さんと共に他部隊に物々交換の交渉に回っ
たそうなんですが、こちらも、

「チャンチュウ(中国酒)あり、タバコあり、カンメンポウあり、牛肉の罐
詰あり(略)みんな欲しいものばかりである。なかでも『圧巻』だったのは。
1羽の生きた鶏だった」
無題 名無し 02/11 556353
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
…という、なかなかの大戦果であったとのこと

因みに、そうして交換で得たカンメンポウをサイダー瓶で細かく砕き、即
製のパン粉にして「トンカツ」を作ったそうなんですが、揚げ油はラード
があるにしても、小麦粉や溶き卵も用意できたのかはちょっと気になる所
ではあります

パン粉代わりの乾パンもちょっとゴマの風味がありますし、「トンカツ」
というより「変わり揚げ」みたいになりそうな気もしますが、旧IJA風野
戦調理式トンカツ、腕に覚えのある方は御家庭で再現に挑戦してみてはい
かがでしょうか…w
無題 名無し 02/11 556356
IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)
>「腸も適当な長さに切り、中の臓物(※ママ)を取り除いた。これは『ヤキト>リ用』なのだそうである」
これがドイツ人あたりなら血と雑肉を腸に詰めてソーセージなんかも作ったところでしょうかな
中国人も血は無駄にせず米に染み込ませて料理したりしますが
沖縄以外の日本では血はなかなか料理に使いませんな
スッポンや鯉の生血はどちらかというと薬用の意味が強そうだし
無題 名無し 02/11 556358
IP:153.139.*(ocn.ne.jp)
東松山かな?
無題 名無し 02/11 556359
IP:106.146.*(au-net.ne.jp)
>逆に軍隊的な栄養面だと魚介だけじゃタンパク源として物足りなかったのかなぁ…
単純な栄養面より生きたまま連れ回せたり何頭か捌けば一度にン百kgの肉が得られるとかの兵站面のメリットがでかそう
無題 名無し 02/12 556362
IP:106.184.*(dion.ne.jp)
中国だったらめっちゃ豚食うんだから結構豚肉手に入りそうなもんだけど貴重だったってことは一般庶民が日常に食べれるものではなかったってことかなぁ
アメリカ兵がスパムばっかり食わされてうんざりしてたのに
ソ連兵はそのスパムの大量支給に喜んだってことだから
やっぱ兵士にお肉をしっかり食わせられたアメリカはお金持ちってことか
無題 名無し 02/12 556369
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
アメリカも1920年代後半から30年代にかけての大恐慌の影響で、少なからぬ人口が貧困
生活を経験しているわけですので、例えば開戦前に米国徴兵委員会委員長のルイス・B・
ハーシー=サンなどは、召集兵の5人に2人は、栄養不良による健康障害から軍務には不
適格であると警告を発しており、また公衆衛生局長官だったトーマス・パラン=サンも、
貧弱な食事に起因する健康の悪化は、軍事力のみならず、工業生産をも減速させ、数百
万人の士気を損なうだろう、と危惧していたそうです

召集兵、特に歩兵の中には「不況下の落伍者、スラムの若者、アパラチア山脈や深南部
など貧しい片田舎の少年たち」が相当な割合を占めていたそうなんですが、そこで戦中
米軍上層部では士気、または戦闘力の強化・維持という観点からも、努めて栄養豊富な
食事の供給を目指したんだそうで

米軍兵士に支給される食肉の量は年間約106キロで、これは民間人の約63キロ(※これも
当時の世界の他国からしたらエライ高い水準ですが)の倍近く、他にも一人半パイントの
牛乳や豊富な野菜類が、民間の配給量を犠牲にしても確保されたんですとか
無題 名無し 02/12 556370
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
こうして前線で戦うアメリカン・ボーイズにステーキやハンバーグを提供するために、
米国国内だけで1941年から45年までに、およそ2900万頭の牛さん達が祖国に命を捧げ
ているそうなんですが、これらのお肉を前線の将兵さんに届ける過程で大いに役立っ
たのが、当時開発が進んでいた冷凍食品技術であったそうです
もっとも、冷凍牛肉自体は1918年、WW1でヨーロッパで戦う米軍向け糧食として採用
されていて、骨や脂肪、軟骨などを取り除いて25%ほど軽くなった牛の4分体を長方形
に整形して冷凍し、麻布とパラフィン紙で放送して100ポンド(約45キロ)詰めとした
「箱詰牛肉」は、列車や船舶での輸送時に、搭載スペースを従来より6割ほど削減で
きるとして歓迎され、WW1中に消費されたおよそ20万トンの牛肉の内、8%ほどを占め
ていたとのこと

しかしながらこの時代の「箱詰牛肉」は、あらゆる箇所がまとめて冷凍されていた為、
解凍・分配時の不満が生じ(「なんであいつはステーキなのに、俺はハンバーグなんだ!」)
またゆっくり時間をかけて冷凍された肉は暗褐色に変色して、とても食欲をそそるシ
ロモノではなかったんだそうで

無題 名無し 02/12 556371
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
それでも戦後も地道に改良の努力が、民間の食肉会社や冷凍食品会社の協力を得て進め
られていたそうで、1938年に海軍獣医部のジェシー・ホワイト=サンが新たに開発した
冷凍牛肉は、骨抜き技術の改良で可食部の採取量が増大した他、分離した可食部もロー
ストおよびステーキ用の肉(40%)、スープおよびシチュー用の塊肉(30%)、挽肉用の肉
(30%)と別々に包装されるようになり、急速冷凍法の採用によって、見た目も食感も
従前よりグッと改良されていたとのこと

この冷凍肉が、国内および世界各地で戦う米陸海軍の将兵さん達に戦中提供されたわけ
なんですが、米海軍などでは冷凍糧食供給用の給糧艦(多くが民間の冷凍貨物船を買収
して改装したもの)は牛肉を多く冷凍貯蔵していたことから、「ビーフ・ボート」なる
愛称で親しまれていたそうです

これらのフネが供給した冷凍箱詰牛肉の支給の様子について、例えば大西洋にUボート
・ハンティングに派遣された護衛空母「ボーグ」の例を見てみると、
無題 名無し 02/12 556372
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
「格納庫の下には兵員食堂が設けられており、下士官兵たちはここのキャフェテリアで
行列をつくって食事を受けとった。各人は仕切りの付いたトレイにハンバーグ・ステー
キ、フレンチ・フライ、いんげん豆、アイスクリーム添えのアップルパイを盛り付け、
コーヒーかココアが支給された」

「艦内には食糧庫と冷凍庫が設置されており、成長期の若い水兵に十分な給食を行って
も、まだ余裕が生じるほどの食糧が貯蔵されており、その中にはサーロイン・ステーキ
用の肉まで含まれていた」

「主計長はこれまでの海軍で行われたいた方式──あばら肉を大きな塊のまま搭載し、
必要に応じてカットする方式──をやめようとはしなかったが、今や、ステーキ用の肉、
チョップ用の肉、ヴィール・カツレツ用の肉はすべて一定のサイズにカットされており、
主計兵は単にこれらの肉が入っている箱を開き解凍するだけの作業になっ」

…ていたそうです
無題 名無し 02/12 556373
IP:122.131.*(mesh.ad.jp)
因みに戦中、アメリカ軍では新規に同様の給糧艦を30隻ほど追加建造りしているそうな
んですが(棒)
コンパクトかつ合理的な「箱詰牛肉」は、主計兵さん達の手間を省くというだけでなく、
輸送時の収容スペースの減少は、Uボートの跳梁する海面を運行する輸送船の便数を減ら
しリスク回避につながり、浮いた輸送能力の他用途への振り向け、護衛部隊への負担減
なども含めれば、兵站、若しくは戦争遂行上の価値は非常に大きなものであったそうです

他にも、食堂の生ごみが減り、基地の環境が清潔になったなんてメリットも生じたそうな
んですが、戦前の40万人から、最大1千200万人近くにまで膨れ上がった米軍の将兵さん達
が、(例外はあるとはいえ)世界各地でおニクに不自由しなかった理由の一つは、こうした
冷凍食肉の大規模な採用であった…というお話になるみたいですなあ
無題 名無し 02/13 556387
IP:211.127.*(odn.ad.jp)
糧食のスレは面白いな
無題 名無し 02/13 556393
IP:49.98.*(spmode.ne.jp)
動物性たんぱく質は体格に影響がもろに出るからねえ・・・
日本が軍隊の糧食に獣肉を取り入れるのに積極的だったのも、
兵士の体質というか体格向上の意図もあったはず
無題 名無し 02/13 556395
IP:117.102.*(zoot.jp)
近代の帆船時代の海軍で、蛆のわいたビスケットに塩抜きも十分
でない塩漬けの肉…なんてのがひどい食事の典型みたいによく言
われますけれども、実際には都市の貧民層からしたらまだ魅力的
な(少なくとも量は)内容だったみたいですね
ただビタミンの概念がまだない時代ですから、仮におなか一杯食
べられても、壊血病で亡くなる方も多く出てしまったわけですが…
無題 名無し 02/13 556397
IP:123.226.*(ocn.ne.jp)
ベレンコの亡命理由の一つが食事が悪く肉もほとんど食わしてくれないというものだったんだよね
親子丼なんて庶民的な料理に感動し、その辺の店から出前した食事ですら
「俺のために作ってくれた特別料理かこれ?」
と驚いてたくらいだからな
体が資本の軍人さんにタンパク質食材を十分な量を支給するのは贅沢でなくて必須なんでしょうね
そりゃ欧米人と比べて小さい日本軍がなんとか庶民より肉を食わそうとするわな
無題 名無し 02/13 556398
IP:106.73.*(enabler.ne.jp)
基地の向かいにあるごく普通のレストランの料理に感動するベレンコ……

まぁ現代日本でも、大勢のインバウンド観光客が来日してごく普通のレストランで舌鼓を打ってるように、日本のレストランは軒並みレベルが高い方なのかもしれないが
無題 名無し 02/13 556399
IP:111.233.*(yournet.ne.jp)
近くの店から出前した料理って何だったんだろうな
わかるわけねぇけどw
前に再現ビデオがテレビでやってたけどハンバーグセットだったなぁ
最初親子丼なんて謎チョイスだったわけだけど美味いと気に入ってたんだから結果オーライなのかな
無題 名無し 02/13 556405
IP:113.197.*(bbexcite.jp)
昔は牛乳と並んで飛行機乗りの特権のイメージがある卵だが現在のロシアも経済制裁で鶏の飼料が手に入らなくなり卵が高騰してるとか
日本でもインフレやら鳥インフルやらで高くなってるがその日本と変わらぬ1パック250円くらい
ロシアの平均月収は日本円で7~8万円だから感覚的には1パック1000円とかか
当然鶏肉も入手困難になるはずだから親子丼は現代のロシア人にも高級料理だな

無題 名無し 02/14 556432
IP:106.73.*(enabler.ne.jp)
>著作権はとっくに切れてるだろうから、ネットのどこかに転がってたりしないかな

自己レスだがよく調べてみると、のらくろの著作権って2037年まで有効らしいね
そりゃネットを漁っても転がってないわけだわ

というわけで電子書籍版を買ってみた
現代人の視点で見ても十分面白いなこれ

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