軍裏@ふたば
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画像ファイル名:1707443998947.jpg-(56538 B)
56538 B無題Name名無し24/02/09(金)10:59:58 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556257そうだねx2 5月21日頃消えます
本日2月9日はお肉の日らしいですわよ皆様
というわけで軍隊と食肉のあれこれのスレ
削除された記事が3件あります.見る
1無題Name名無し 24/02/09(金)11:01:58 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556258そうだねx1
    1707444118204.jpg-(43533 B)
43533 B
入隊すれば肉が食べられるぞっ!
(※毎日とは言っていない
2無題Name名無し 24/02/09(金)11:38:27 IP:106.72.*(enabler.ne.jp)No.556260そうだねx2
今年は2月に二回肉の日があるな
3無題Name名無し 24/02/09(金)11:47:34 IP:106.146.*(au-net.ne.jp)No.556261+
飯ラッパ「アメちゃんおかずはお肉とサラダ♪自衛隊さんのおかずは菜っ葉だけ〜♪」
4無題Name名無し 24/02/09(金)15:29:13 IP:153.220.*(ocn.ne.jp)No.556265そうだねx1
のらくろ
図書館で読んだ
最後は軍隊をやめて中国大陸奥地に探検にいって消えてしまった
5無題Name名無し 24/02/09(金)15:30:30 IP:153.220.*(ocn.ne.jp)No.556266+
牛肉の缶詰の話と
夜間訓練の話は覚えてる、投光器と音響探知機が時代を感じてよかった
6無題Name名無し 24/02/09(金)16:26:32 IP:106.154.*(au-net.ne.jp)No.556269+
貧乏な家庭の子でも軍隊に入ると
牛肉の大和煮缶やコンビーフが(たまに
支給される。しかし米は麦入り
7無題Name名無し 24/02/09(金)19:09:51 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556271そうだねx4
    1707473391467.jpg-(76763 B)
76763 B
落語家の春風亭柳昇さんの手記に、IJAの兵隊さんだった時分、「軍用犬
掛りになれ」と命令を受けて、1ヶ月半ばかり訓練を受けた時の話が出て
くるんですが、柳昇師匠曰く

「犬の食事は1日に2回、それも必ず肉が無いといけないと、炊事場から
毎日軍用犬用の肉をもらって、雑炊のように作って与えた。
『犬の飼料としては約1割の脂肪が入っているのが最もよいといわれてい
るンだ(略)肉が少ないと犬はすぐハァハァいい出すんだから困る』
適当なことをいうと、何も知らない炊事班長は、霜降り肉は無理として
も、1割くらいの脂肪付きの肉をくれるようになったので、半分は私が
ちょうだいした」
「一般兵隊には、肉なぞぜいたくの時であったが、私だけは別であった。
まさにお犬さまである」
8無題Name名無し 24/02/09(金)19:11:31 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556272そうだねx5
    1707473491234.jpg-(120160 B)
120160 B
…と、相棒のお世話ににかこつけて要領よくやっておられたそうなんで
すが、それでもとうとうある日

「だが悪いことは出来ないものだ。悪事露見をしてしまった。
『お前よけいに要求したんだろう』
炊事班長は、こちらの返答次第では怒鳴ろうという構えできいてきた」

…んだそうで、しどろもどろになりつつなんとか切り抜けようとカンカ
ンの炊事班長さん相手に弁解を続けたそうなんですが、そばに控えてそ
のやりとりをジーッと見ていた担当の軍犬「寒朝号」、どうも問い詰め
られる師匠が危害を加えられているとみたものか、あるいは会話のやり
とりの中で「掛れッ」の号令が出たと聞き違えたものか、ふとした弾み
にいきなり炊事班長に飛びかかってしまったんですとか
9無題Name名無し 24/02/09(金)19:16:58 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556273そうだねx6
    1707473818396.jpg-(113631 B)
113631 B
幸い、おどろいた炊事班長がはずみで後ろに尻もちをついた形になり、
また師匠が直ちに静止の号令を掛けたため大事には至らなかったそう
なんですが、すっかり度肝を抜かれた気の毒な炊事班長さんは
『この犬は秋本(※師匠)に忠実なのであります。訓練所で、秋本のた
めなら、生命を捨てる訓練をみっちり仕込まれてきております。申し
わけありませんでしたァ!』
…という弁解を聞くと、蒼くなって帰っていかれたそうです

因みにその翌日からは、肉は減るものと思っていたところ、逆に多少
量が増えたそうなんですがw
「寒朝号」からしたら、半分はピンハネされていたとはいえ、いつも
脂の乗った美味しいお肉を調達してきてくれるご主人のピンチ、普段
の恩義に酬いるぞ!なんて気持があったりしたのかも知れないですね
え…?
10無題Name名無し 24/02/09(金)19:24:18 IP:49.105.*(spmode.ne.jp)No.556275そうだねx2
>最後は軍隊をやめて中国大陸奥地に探検にいって消えてしまった
消えてないですよ〜、金脈を掘り当てて国に貢献。その後予備役として再招集されてます。
11無題Name名無し 24/02/09(金)21:14:07 IP:119.26.*(zaq.ne.jp)No.556277そうだねx1
最後は喫茶店やってるんじゃなかったか?
スピンオフアニメの設定は知らんけど。
12無題Name名無し 24/02/10(土)01:16:40 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556284+
のらくろの世界は敵国として豚人とかも出てくるけど普通に
牛缶食べてるんだよね
果たしてどんな牛さんのお肉なんですかね・・・
13無題Name名無し 24/02/10(土)07:03:10 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556287+
のらくろって今どこで読める?
著作権はとっくに切れてるだろうから、ネットのどこかに転がってたりしないかな
14無題Name名無し 24/02/10(土)08:34:56 IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)No.556288そうだねx2
    1707521696080.jpg-(241896 B)
241896 B
「天皇の料理番」秋山篤蔵シェフは福井の料理屋の次男で
あるとき鯖江の歩兵三十六連隊の将校集会所でカツレツを食べ
その味に感動して西洋料理の道を志したとか
15無題Name名無し 24/02/10(土)08:46:18 IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)No.556289そうだねx2
    1707522378229.jpg-(250983 B)
250983 B
実家が連隊の賄いに仕出し業者として入っていた伝手で食べさせてもらえたようですが
1988(明治21)年生まれの篤蔵少年はのちに高等小学校卒業を待って16歳で上京しますから
時期的には日露戦争の終戦(1905年)直後くらいと思われます
その頃でも裕福な料理屋の息子がカツレツを知らなかったわけで
東京など大都市はともかく福井あたりの地方で西洋料理に触れられるのは
軍隊くらいしかなかった状況がうかがえます
16無題Name名無し 24/02/10(土)10:46:52 IP:210.224.*(ipv4)No.556292+
日本軍の食事メニューを見るとお肉が出る場合は牛肉が多い気がするなぁ
現在の日本だと(というかアジア全般?)
鳥と豚のほうが摂取量が多い気がするけど当時と今だと畜産業とかまったく違うんだろうなぁ
17無題Name名無し 24/02/10(土)11:57:49 IP:133.218.*(bbexcite.jp)No.556294+
    1707533869765.jpg-(20646 B)
20646 B
間宮の資料を見ても畜肉は牛が基準になってる感じするね
ローストビーフを有難がるイギリス文化のと豚より労働力として牛が普及してた日本の文化がマッチしたんかな
18無題Name名無し 24/02/10(土)12:14:07 IP:133.218.*(bbexcite.jp)No.556295+
    1707534847289.jpg-(14854 B)
14854 B
ちなみに現代のイギリスでは高品質なWagyu(和牛)を独自ブランドとして確立する動きがあるようで
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/e85e372f946d3c2e.html
ジェトロの記事だから日本の産業やブランドを脅かす競合として警戒してるけどカツカレーの逆輸入現象みたいで面白くもある
19無題Name名無し 24/02/10(土)14:20:20 IP:49.250.*(zaq.ne.jp)No.556296+
書き込みをした人によって削除されました
20無題Name名無し 24/02/10(土)14:39:43 IP:122.212.*(ucom.ne.jp)No.556298+
落語家さんだから面白おかしく話しているんだろうけど面白いかこれ
21無題Name名無し 24/02/10(土)16:59:18 IP:118.241.*(nuro.jp)No.556299そうだねx7
>面白いかこれ
俺は好きだよ。与太郎戦記でググれ
22無題Name名無し 24/02/10(土)20:06:19 IP:49.250.*(zaq.ne.jp)No.556300そうだねx1
>No.556292
まさかとは思うが当時は貧農出身者が多かったから一つの餌として牛肉を主体にしたのでは?と思うが、
実は牛は飼料である穀物の消費量が1頭当たり豚や鳥に比べ非常に多く、その飼料を生産するための土地のへの負担が大きく、豪州や米などの広大な農場が無ければ成立しない代物なので、
当然、元々貧乏で貧弱な小作農でしか支えられていない農業規模の旧大日本帝国では牛肉の大量生産なんて夢の中の夢であり、
平時でそれなのに戦時下では当然前線に豊富に供給なんて事は不可能で無理な話であり精々米しか送れなかったのは当然、もっとも豚や鳥に変えてもさほども変化しなかったであろう事も想像できる。
旧陸海軍ももうちょっと戦時の補給のあり方を真剣に考えておくべきだったと思う。
23無題Name名無し 24/02/10(土)20:15:26 IP:125.31.*(bbiq.jp)No.556301そうだねx1
    1707563726122.jpg-(130621 B)
130621 B
>犬の飼料としては約1割の脂肪が入っているのが最もよいと
食餌内容については軍犬兵教育で指導されていたため、秋本氏はその知識を活かしたのかもしれないですね
コスト面から残飯や臓物の利用が勧められていたものの、外地や満州国ではモツも人間が食べてしまうし、残飯に香辛料が混入していたりで難儀したとか
24無題Name名無し 24/02/10(土)21:29:45 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556303そうだねx3
    1707568185754.jpg-(103498 B)
103498 B
食文化研究家の小菅桂子さんの著書によると、明治初年の東京府下にお
ける1日の屠牛は1頭半から2頭といった程度だったのが、明治8年になる
と肉食の最も盛んな神戸で1ヶ月に800頭、次いで横浜が600頭、東京が
500頭、大阪・名古屋が300頭と顕著に消費量が増大しているそうです
うむ、神戸ビーフの伝統はこの頃から始まっていたわけですね!

そしてこうした消費量の増大の一因となったのはやはり軍需からの需要
で、例えば明治19年には陸軍省より「兵隊一同へ牛乳食料為致度との御
評議」が出て、調達委託を受けた大倉喜八郎さんが牧場経営に乗り出し
ていたた渋沢栄一さんなどに牛肉供給可能量などを問い合わせているそ
うなんですが、この時には年間200〜300頭程度の肉牛納入を希望してい
たとのこと
25無題Name名無し 24/02/10(土)21:37:19 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556304そうだねx4
    1707568639222.jpg-(128854 B)
128854 B
一方、豚肉の方は琉球や鹿児島などで明治以前より食用とする文化があ
ったとはいえ、小菅氏曰く
「明治期における本土では30年を過ぎるころまで統計資料もなく」
…というマイナーな存在であったんだそうですが、逆にその豚肉が脚光
を浴びるようになったのもまた牛肉の軍需増大の故であったんだそうで
して、

「日清日露戦争が起って牛肉の罐詰が軍事食糧として盛んに戦地に送ら
れるようになると肉牛の相場が暴騰して、37年に十貫目(約38キロ)14、
5円であった牛肉が翌春には25、6円という極端な高値を示してくる。加
えて罐詰用として屠畜していた肉牛の数も、それまでは1日に40頭ぐらい
であったのが、この戦争によって1日に500頭を上回るようになる」
26無題Name名無し 24/02/10(土)21:43:06 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556305そうだねx5
    1707568986434.jpg-(79957 B)
79957 B
「さらにロシア軍の捕虜も6万人を数えるようになるとこのための需要も
大きく(略)さらに1日に500頭の生肉が必要となり、1年にすると35、6万頭
の牛を屠畜しなくてはならない」
「牛肉が値上がりしてくれば安い豚肉に目を向けるのが人間のチエ、豚の
飼育頭数は急増してくる。明治38年まで20万頭あまりであった豚は翌39年
には28万5千頭になり、40年になると32万頭と急激に増えてくる」
…んですとか

それまで牛肉が一般的だった洋食屋の「カツレツ」に、豚肉を用いるよう
になり始めたのもこの影響だったりするそうなんですがw
それでも明治39年の東京市民の豚肉消費量は、1人の1日あたりにすると僅
か3.75グラムに過ぎなかったそうです

とはいえ、今日のように広く普及した近代日本の豚肉食のルーツは、この
時代に始まった…ということなんでしょかね
27無題Name名無し 24/02/10(土)22:53:08 IP:106.146.*(au-net.ne.jp)No.556306そうだねx6
相変わらずだが一体どこからその知識引っ張り出してくるんです?
28無題Name名無し 24/02/10(土)23:40:36 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556308そうだねx7
    1707576036131.png-(784821 B)
784821 B
>相変わらずだが一体どこからその知識引っ張り出してくるんです?
彼の頭の中には10万冊以上の軍事関連の蔵書がですね
29無題Name名無し 24/02/11(日)10:44:44 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556331そうだねx2
日露戦争の時は牛缶用の牛肉が国産だけじゃ足りないってんで、アメリカに醤油を送って製造してもらったんだってね
製品を買うより高くついただろうけど、やっぱりコンビーフとかでなく
大和煮でないと駄目だったんだろうなあ
30無題Name名無し 24/02/11(日)10:48:33 IP:60.102.*(bbtec.net)No.556333+
江戸時代のころのでも豚というか猪も山クジラと言って食ってたけど量なんて微々たるものだったろうな
31無題Name名無し 24/02/11(日)11:21:16 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556334+
>江戸時代のころのでも豚というか猪も山クジラと言って食ってたけど量なんて微々たるものだったろうな
魚と違って保存方法が確立してなかったので、流通に全く乗らなかったからその場で処分(食べる)しかなかったのでしょう
まあ冷蔵保存技術もないのに魚をあれだけ流通させていたのは逆にすごいところですが
32無題Name名無し 24/02/11(日)11:25:46 IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)No.556335そうだねx1
>製品を買うより高くついただろうけど、やっぱりコンビーフとかでなく
>大和煮でないと駄目だったんだろうなあ
初期には輸入コンビーフも使ったけど
「飯のオカズ」にどうにも不向き、と言う実に日本的な理由で不評だったと聞く
33無題Name名無し 24/02/11(日)12:56:14 IP:106.72.*(enabler.ne.jp)No.556336そうだねx1
>初期には輸入コンビーフも使ったけど
>「飯のオカズ」にどうにも不向き、と言う実に日本的な理由で不評だったと聞く

コンビーフは割とご飯に合うと思うんだけど、当時のコンビーフは合わなかったのか、それとも日本人の舌が慣れてなかったのかな・・・。
34無題Name名無し 24/02/11(日)13:05:43 IP:153.139.*(ocn.ne.jp)No.556337そうだねx2
日本製なら日本人の味覚に合わせてるはずでおすし
海外の缶詰とか時々すげえ味のあるますし
35無題Name名無し 24/02/11(日)13:11:43 IP:106.146.*(au-net.ne.jp)No.556338そうだねx1
昔々その昔、日本にデ〇ーズが入ってきた頃当時の〇ニーズはアメリカ本国のメニューと同じものが出されてて、その中にラム肉のステーキがあったんだけど、今から40年くらい前の日本人は臭気が気になるのか一口食べて食べ残すのがざらだった
でも今はラム肉どころかパクチーやら花山椒やら平気で食べてるのを見ると味覚は変わるんだなという感慨が

食べ残したラム肉はうちの犬用に持ち帰らせていただきましたw
36無題Name名無し 24/02/11(日)13:36:56 IP:119.26.*(zaq.ne.jp)No.556339+
団塊ジュニアの貧乏人は黒いマトン焼肉缶で育った筈だからな。
慣れたんだろ。
37無題Name名無し 24/02/11(日)14:00:36 IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)No.556340そうだねx3
>団塊ジュニアの貧乏人は黒いマトン焼肉缶で育った筈だからな。
我々の頃は黒缶は鯨肉だったんだけどね
羊肉になった頃はニュージーランドの誇るオールブラックスをCMに起用して
「栄光の黒」という惹句で売り出してたな
38無題Name名無し 24/02/11(日)14:10:24 IP:106.146.*(au-net.ne.jp)No.556341+
ほんとたかだか四半世紀で味覚変わるんだなと
当時から私は臭いものというか味の強いものが好きでラムマトンはもちろんダークラム(もちろん英国海軍御用達のやつ)やらエールやらを好んで飲んでましたが、ある日会社の同僚とビアガーデンに行ったとき珍しく黒ビールがありまして早速注文して飲んでました
それを見た同僚の女の子がちょっと飲ませてくれというので飲ませたら感想が「正露丸みたい」少々ショックを受けました
でも今や黒ビールなんざありふれたメニューですからね

日記みたいになり失礼しました
39無題Name名無し 24/02/11(日)17:49:38 IP:111.233.*(yournet.ne.jp)No.556345+
豚はなんでも食うしなんだったら人間のウンコ食わせて育てられるからなぁ
まあ俺だったらウンコ食って育った豚なんか絶対食いたくないけどw
乳製品はとれないけど一長一短だなぁ
40無題Name名無し 24/02/11(日)19:19:59 IP:121.117.*(plala.or.jp)No.556346+
>まあ冷蔵保存技術もないのに魚をあれだけ流通させていたのは逆にすごいところですが
干したり塩蔵したりしやすいし獣肉と違って宗教的な面倒も無いし…
逆に軍隊的な栄養面だと魚介だけじゃタンパク源として物足りなかったのかなぁ…
41無題Name名無し 24/02/11(日)19:42:42 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556349そうだねx4
    1707648162232.jpg-(962248 B)
962248 B
兵庫県相生市に感状山城と言う中世の山城の遺構が残されているんですが、
昭和60年に行なわれた三曲輪発掘調査の際、平均で胴径80センチ、器高52
センチ、容量2石(約360リットル)という備前焼の大甕9個が埋設される遺
構が発見されているそうです

この大甕内に付着していた物資の化学分析の結果、大甕内に保存されてい
たのはイノシシの塩蔵肉であったことが判明したそうなんですが、9個で
最大3240リットル容量分という大量の塩漬けイノシシ肉、城内に詰めてい
た将兵さん達の日常或いは戦時の兵糧であったんでしょうけれども、果し
てどんな風に調理して召し上がっておられたんですかしら…
42無題Name名無し 24/02/11(日)19:46:10 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556351そうだねx4
    1707648370799.jpg-(123561 B)
123561 B
余談ですが時代は下って昭和の時代、中国大陸で輜重兵として従軍されて
おられた浦直人さんと言う方の回想記に、現地で300キロと言う大物の黒豚
を手に入れたときの話が出てくるんですが、なにせ日頃のおかずと言えば
乾燥わかめいりの乾燥味噌汁がせいぜい、
「生のブタ肉などというヤツには、内地を出て以来、お目にかかっていな
い。分厚いトンカツやブタ汁の味なども忘れてしまったくらい」
…であったところでみな大喜び、早速元肉屋の店員さんだった兵隊さんを
中心にゴボウ剣で解体を開始、

「『これはトンカツ用』『ここは煮付け用』『これは素うで(※茹で)用』
と、それぞれに適した一番よいところをまず選り分ける」
「腸も適当な長さに切り、中の臓物(※ママ)を取り除いた。これは『ヤキト
リ用』なのだそうである」
43無題Name名無し 24/02/11(日)19:47:08 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556352そうだねx4
    1707648428733.jpg-(104248 B)
104248 B
「スープをつくるのに必要な骨もチャンと選り分けたり、ラード用にする
脂身もぬかりなく用意しているところなどは、さすがに商売人らしい」

…と手際よく捌いて、その晩は各種豚肉料理が食べ放題の大盤振る舞い
となり、久しぶりの満腹感に「夢心地」のまま眠りについたそうです

また班員15名ばかりでは流石に食べきれる量でないため、再び元肉屋の兵
隊さんが
「お前は肉屋なんだから売ってこい」
…ということで、助手役の古兵さんと共に他部隊に物々交換の交渉に回っ
たそうなんですが、こちらも、

「チャンチュウ(中国酒)あり、タバコあり、カンメンポウあり、牛肉の罐
詰あり(略)みんな欲しいものばかりである。なかでも『圧巻』だったのは。
1羽の生きた鶏だった」
44無題Name名無し 24/02/11(日)19:48:49 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556353そうだねx4
    1707648529026.jpg-(82314 B)
82314 B
…という、なかなかの大戦果であったとのこと

因みに、そうして交換で得たカンメンポウをサイダー瓶で細かく砕き、即
製のパン粉にして「トンカツ」を作ったそうなんですが、揚げ油はラード
があるにしても、小麦粉や溶き卵も用意できたのかはちょっと気になる所
ではあります

パン粉代わりの乾パンもちょっとゴマの風味がありますし、「トンカツ」
というより「変わり揚げ」みたいになりそうな気もしますが、旧IJA風野
戦調理式トンカツ、腕に覚えのある方は御家庭で再現に挑戦してみてはい
かがでしょうか…w
45無題Name名無し 24/02/11(日)21:22:31 IP:219.102.*(nttpc.ne.jp)No.556356そうだねx1
>「腸も適当な長さに切り、中の臓物(※ママ)を取り除いた。これは『ヤキト>リ用』なのだそうである」
これがドイツ人あたりなら血と雑肉を腸に詰めてソーセージなんかも作ったところでしょうかな
中国人も血は無駄にせず米に染み込ませて料理したりしますが
沖縄以外の日本では血はなかなか料理に使いませんな
スッポンや鯉の生血はどちらかというと薬用の意味が強そうだし
46無題Name名無し 24/02/11(日)22:06:39 IP:153.139.*(ocn.ne.jp)No.556358+
東松山かな?
47無題Name名無し 24/02/11(日)22:37:38 IP:106.146.*(au-net.ne.jp)No.556359+
>逆に軍隊的な栄養面だと魚介だけじゃタンパク源として物足りなかったのかなぁ…
単純な栄養面より生きたまま連れ回せたり何頭か捌けば一度にン百kgの肉が得られるとかの兵站面のメリットがでかそう
48無題Name名無し 24/02/12(月)09:03:36 IP:106.184.*(dion.ne.jp)No.556362そうだねx2
中国だったらめっちゃ豚食うんだから結構豚肉手に入りそうなもんだけど貴重だったってことは一般庶民が日常に食べれるものではなかったってことかなぁ
アメリカ兵がスパムばっかり食わされてうんざりしてたのに
ソ連兵はそのスパムの大量支給に喜んだってことだから
やっぱ兵士にお肉をしっかり食わせられたアメリカはお金持ちってことか
49無題Name名無し 24/02/12(月)15:42:28 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556369そうだねx4
    1707720148373.jpg-(127863 B)
127863 B
アメリカも1920年代後半から30年代にかけての大恐慌の影響で、少なからぬ人口が貧困
生活を経験しているわけですので、例えば開戦前に米国徴兵委員会委員長のルイス・B・
ハーシー=サンなどは、召集兵の5人に2人は、栄養不良による健康障害から軍務には不
適格であると警告を発しており、また公衆衛生局長官だったトーマス・パラン=サンも、
貧弱な食事に起因する健康の悪化は、軍事力のみならず、工業生産をも減速させ、数百
万人の士気を損なうだろう、と危惧していたそうです

召集兵、特に歩兵の中には「不況下の落伍者、スラムの若者、アパラチア山脈や深南部
など貧しい片田舎の少年たち」が相当な割合を占めていたそうなんですが、そこで戦中
米軍上層部では士気、または戦闘力の強化・維持という観点からも、努めて栄養豊富な
食事の供給を目指したんだそうで

米軍兵士に支給される食肉の量は年間約106キロで、これは民間人の約63キロ(※これも
当時の世界の他国からしたらエライ高い水準ですが)の倍近く、他にも一人半パイントの
牛乳や豊富な野菜類が、民間の配給量を犠牲にしても確保されたんですとか
50無題Name名無し 24/02/12(月)15:44:02 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556370そうだねx4
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273920 B
こうして前線で戦うアメリカン・ボーイズにステーキやハンバーグを提供するために、
米国国内だけで1941年から45年までに、およそ2900万頭の牛さん達が祖国に命を捧げ
ているそうなんですが、これらのお肉を前線の将兵さんに届ける過程で大いに役立っ
たのが、当時開発が進んでいた冷凍食品技術であったそうです
もっとも、冷凍牛肉自体は1918年、WW1でヨーロッパで戦う米軍向け糧食として採用
されていて、骨や脂肪、軟骨などを取り除いて25%ほど軽くなった牛の4分体を長方形
に整形して冷凍し、麻布とパラフィン紙で放送して100ポンド(約45キロ)詰めとした
「箱詰牛肉」は、列車や船舶での輸送時に、搭載スペースを従来より6割ほど削減で
きるとして歓迎され、WW1中に消費されたおよそ20万トンの牛肉の内、8%ほどを占め
ていたとのこと

しかしながらこの時代の「箱詰牛肉」は、あらゆる箇所がまとめて冷凍されていた為、
解凍・分配時の不満が生じ(「なんであいつはステーキなのに、俺はハンバーグなんだ!」)
またゆっくり時間をかけて冷凍された肉は暗褐色に変色して、とても食欲をそそるシ
ロモノではなかったんだそうで
51無題Name名無し 24/02/12(月)15:45:44 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556371そうだねx4
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235923 B
それでも戦後も地道に改良の努力が、民間の食肉会社や冷凍食品会社の協力を得て進め
られていたそうで、1938年に海軍獣医部のジェシー・ホワイト=サンが新たに開発した
冷凍牛肉は、骨抜き技術の改良で可食部の採取量が増大した他、分離した可食部もロー
ストおよびステーキ用の肉(40%)、スープおよびシチュー用の塊肉(30%)、挽肉用の肉
(30%)と別々に包装されるようになり、急速冷凍法の採用によって、見た目も食感も
従前よりグッと改良されていたとのこと

この冷凍肉が、国内および世界各地で戦う米陸海軍の将兵さん達に戦中提供されたわけ
なんですが、米海軍などでは冷凍糧食供給用の給糧艦(多くが民間の冷凍貨物船を買収
して改装したもの)は牛肉を多く冷凍貯蔵していたことから、「ビーフ・ボート」なる
愛称で親しまれていたそうです

これらのフネが供給した冷凍箱詰牛肉の支給の様子について、例えば大西洋にUボート
・ハンティングに派遣された護衛空母「ボーグ」の例を見てみると、
52無題Name名無し 24/02/12(月)15:46:59 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556372そうだねx4
    1707720419398.jpg-(150645 B)
150645 B
「格納庫の下には兵員食堂が設けられており、下士官兵たちはここのキャフェテリアで
行列をつくって食事を受けとった。各人は仕切りの付いたトレイにハンバーグ・ステー
キ、フレンチ・フライ、いんげん豆、アイスクリーム添えのアップルパイを盛り付け、
コーヒーかココアが支給された」

「艦内には食糧庫と冷凍庫が設置されており、成長期の若い水兵に十分な給食を行って
も、まだ余裕が生じるほどの食糧が貯蔵されており、その中にはサーロイン・ステーキ
用の肉まで含まれていた」

「主計長はこれまでの海軍で行われたいた方式──あばら肉を大きな塊のまま搭載し、
必要に応じてカットする方式──をやめようとはしなかったが、今や、ステーキ用の肉、
チョップ用の肉、ヴィール・カツレツ用の肉はすべて一定のサイズにカットされており、
主計兵は単にこれらの肉が入っている箱を開き解凍するだけの作業になっ」

…ていたそうです
53無題Name名無し 24/02/12(月)15:51:13 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556373そうだねx5
    1707720673126.jpg-(291910 B)
291910 B
因みに戦中、アメリカ軍では新規に同様の給糧艦を30隻ほど追加建造りしているそうな
んですが(棒)
コンパクトかつ合理的な「箱詰牛肉」は、主計兵さん達の手間を省くというだけでなく、
輸送時の収容スペースの減少は、Uボートの跳梁する海面を運行する輸送船の便数を減ら
しリスク回避につながり、浮いた輸送能力の他用途への振り向け、護衛部隊への負担減
なども含めれば、兵站、若しくは戦争遂行上の価値は非常に大きなものであったそうです

他にも、食堂の生ごみが減り、基地の環境が清潔になったなんてメリットも生じたそうな
んですが、戦前の40万人から、最大1千200万人近くにまで膨れ上がった米軍の将兵さん達
が、(例外はあるとはいえ)世界各地でおニクに不自由しなかった理由の一つは、こうした
冷凍食肉の大規模な採用であった…というお話になるみたいですなあ
54無題Name名無し 24/02/13(火)02:37:07 IP:211.127.*(odn.ad.jp)No.556387そうだねx9
糧食のスレは面白いな
55無題Name名無し 24/02/13(火)13:29:36 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556392+
書き込みをした人によって削除されました
56無題Name名無し 24/02/13(火)13:30:27 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556393そうだねx1
動物性たんぱく質は体格に影響がもろに出るからねえ・・・
日本が軍隊の糧食に獣肉を取り入れるのに積極的だったのも、
兵士の体質というか体格向上の意図もあったはず
57無題Name名無し 24/02/13(火)14:48:43 IP:117.102.*(zoot.jp)No.556395そうだねx1
近代の帆船時代の海軍で、蛆のわいたビスケットに塩抜きも十分
でない塩漬けの肉…なんてのがひどい食事の典型みたいによく言
われますけれども、実際には都市の貧民層からしたらまだ魅力的
な(少なくとも量は)内容だったみたいですね
ただビタミンの概念がまだない時代ですから、仮におなか一杯食
べられても、壊血病で亡くなる方も多く出てしまったわけですが…
58無題Name名無し 24/02/13(火)17:27:06 IP:123.226.*(ocn.ne.jp)No.556397そうだねx2
ベレンコの亡命理由の一つが食事が悪く肉もほとんど食わしてくれないというものだったんだよね
親子丼なんて庶民的な料理に感動し、その辺の店から出前した食事ですら
「俺のために作ってくれた特別料理かこれ?」
と驚いてたくらいだからな
体が資本の軍人さんにタンパク質食材を十分な量を支給するのは贅沢でなくて必須なんでしょうね
そりゃ欧米人と比べて小さい日本軍がなんとか庶民より肉を食わそうとするわな
59無題Name名無し 24/02/13(火)18:18:38 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556398そうだねx1
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11612 B
基地の向かいにあるごく普通のレストランの料理に感動するベレンコ……

まぁ現代日本でも、大勢のインバウンド観光客が来日してごく普通のレストランで舌鼓を打ってるように、日本のレストランは軒並みレベルが高い方なのかもしれないが
60無題Name名無し 24/02/13(火)19:27:37 IP:111.233.*(yournet.ne.jp)No.556399+
近くの店から出前した料理って何だったんだろうな
わかるわけねぇけどw
前に再現ビデオがテレビでやってたけどハンバーグセットだったなぁ
最初親子丼なんて謎チョイスだったわけだけど美味いと気に入ってたんだから結果オーライなのかな
61無題Name名無し 24/02/13(火)22:39:35 IP:113.197.*(bbexcite.jp)No.556405そうだねx1
昔は牛乳と並んで飛行機乗りの特権のイメージがある卵だが現在のロシアも経済制裁で鶏の飼料が手に入らなくなり卵が高騰してるとか
日本でもインフレやら鳥インフルやらで高くなってるがその日本と変わらぬ1パック250円くらい
ロシアの平均月収は日本円で7~8万円だから感覚的には1パック1000円とかか
当然鶏肉も入手困難になるはずだから親子丼は現代のロシア人にも高級料理だな
62無題Name名無し 24/02/14(水)18:05:37 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556432そうだねx1
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393089 B
>著作権はとっくに切れてるだろうから、ネットのどこかに転がってたりしないかな

自己レスだがよく調べてみると、のらくろの著作権って2037年まで有効らしいね
そりゃネットを漁っても転がってないわけだわ

というわけで電子書籍版を買ってみた
現代人の視点で見ても十分面白いなこれ
63無題Name名無し 24/02/14(水)20:57:15 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556445そうだねx4
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346241 B
W2中、米国防総省は誇らしげに
「軍が牛肉の加工技術を進歩させたおかげで、現在世界中に展開している陸軍はどこへ
行ってもほぼ確実に牛肉を食べられるようになった。陸軍は骨なし牛肉──生の牛肉を
冷凍して梱包してあるので、調理や給仕の際に間違いが起こりえない──をこれ以上の
実験がもはや必要のない段階までもってきた。これからは民間でも利用できる」
…なんて誇らしげにコメントを発表していたりするそうなんですが、WW2終結後、数々
の紆余曲折はあったものの、実際米国内の民間食肉業界では戦中に発達した技術のフィ
ードバックにより、従来の骨付き枝肉主体から、既に出荷時点で部位や等級で区分され
梱包された箱詰精肉の製造・流通のノウハウを確立するに至っているんだそうで

そして米各軍と取引のあった大手精肉業者の方々は、当然のこととして、莫大な資金の
ある軍としては、国家の為に身命をささげる兵士たちの為に、最高の部位のみを選んで
購入するはず…!と、数百万キロに及ぶであろうステーキ肉や骨付きリブロースの納入
最低価格については、アメリカ食肉協会が交渉に応じますよ!と提案したんですとか
64無題Name名無し 24/02/14(水)20:58:48 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556447そうだねx3
    1707911928741.webp-(194262 B)
194262 B
ところが米軍側からの反応は期待を裏切るというか、
「折角好きな部位の肉を選んで買えるようになったんだから…手に入る最も安い肉で
いいじゃあないか…!(ニチャア)」
…というものであったそうで、さしあたりくず肉を活用して、肉への軍の支出を6割削
減する…なんて目標が定められたそうです
研究は具体的には、従来のモノよりより「本物」に近い加工肉の製造法の開発を目指し
て進められたそうなんですが、軍のネイティック研究所のみならず、民間の大学や企業
の協力も得て進められた作業は容易とは言えず、10年間ほど様々な試行錯誤が試みられ
たそうなんですが、肉片同士をつなぎあわせる「肉の接着剤」の開発、塩に少量のリン
酸塩を加えて肉分子の保水性を高める手法の発見などが徐々に実を結び積み重なってい
き、1960年代から70年代にかけて、ようやくプロジェクトは具体的な成果を生み出し始
めたとのこと
1966年にネイティックの食品技術者さんらは、「柔軟なパウチに入れて熱安定化した肉
製品の一つとして、きわめて受容性の高い『ビーフステーキ』を開発した」と報告して
いるそうなんですが、
65無題Name名無し 24/02/14(水)20:59:45 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556448そうだねx4
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198350 B
「このステーキをつくる特許取得済みの工程は以下のとおり。くず肉に少量の塩を加え、
熱凝固性タンパク質で表面全体が覆われるように処理し、型かケーシングに詰めて、タ
ンパク質が固まるのに十分な温度まで加熱し、最後に盛りつけに適したサイズでカット
する。この工程はおそらく豚肉、仔牛肉、鳥肉にも応用できる」

…と言う報告を受けた軍人物資配給諮問委員会の肉製品小委員会はこの結果におおいに
喜び
「成形肉の将来はきわめて有望なので、この分野の研究を継続すべきである」
…と評価、1970年代初頭にはプロジェクトは試験生産を外部に委託できるまでに進み、
機械で成型したグリルステーキ、スイスステーキ、ミニッツステーキ、ブレックファー
ストステーキなどの生産が始まり、1976年からは陸軍の食堂で成形肉を使用したカツレ
ツやラムチョップ、ポークチョップ、ビーフステーキなどが提供されるようになってい
ったんだそうで
66無題Name名無し 24/02/14(水)21:00:43 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556449そうだねx4
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217043 B
日本でも、ラミネートパックの米軍MREレーションを試食してみた方が、

「ビーフステーキと思って開けたら何か得体の知れないハムみたいなのが出てきた…」
「チキングレービーと言うけれど、これ一体どこの部位の肉なの…?」

…などと困惑されている体験をネット上にアップされておられたりすることがあります
が、恐らくこれもオニクにかかるコストを安く上げたい!という米軍の執念が生み出した、
長年の苦心の結晶だった…ということなんでしょかね(棒)

因みに、この進歩した成形肉技術もやはり民間製品にフィードバックされたそうで、
ネイティック研究所の食品技術者だったジョン・シークレスト=サンと言う方によると

「軍製品評価委員会から、ステーキとかチョップとかその手のものの価格はどうしたら
下げられるのかと尋ねられた(略)そこで、フレーク製造機を使った業務の拡大を狙って
いた(略)オハイオ州の会社と組んで(略)プロジェクトに着手した」
67無題Name名無し 24/02/14(水)21:01:26 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556450そうだねx4
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25048 B
「どんな肉にでも似せることができた──ポークチョップでもラムチョップでも。殆ど
の精肉業者が無償で試験生産をやってくれた。というのは、軍を満足させられれば、最
初にそれを成し遂げた会社として、同業他社から抜きん出ることができるからね」

「デ(※自粛)ーズはわれわれのつくった成型ビーフステーキを店舗で使い始めた。今で
も使っている(※米国内の店舗の意でしょうね)」

…とのこと

また余談ですが、今の若い方々はもしかしたらご存じないかも知れないのですが、昔
某マクド●ルドにあったマ●クリブと言う、八ンバーガーより細長いパンにやはり細
長く大き目の豚肉のパテを挟んで甘辛いBBQソースで味付けしたメニューも、やはりこ
の成型肉の技術開発から生まれたのでは…とする説も有るそうです
68無題Name名無し 24/02/14(水)21:03:28 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556451そうだねx4
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米本土では1981年から販売が開始された●ックリブ、産みの親と自称する人物も何人
かいて実のところ発祥の経緯ははっきりしなかったりするそうなんですが(軍と完全に
無関係とする説もあり)、「マックリ●の父」の一人である著名な食品科学者のロジャ
ー・マンディゴ博士はこの件について

「文献や技術移転を通じて、ネイティックの影響を受けたのは確かだ。政府の生み出
した知的財産は特許で押さえられていないので、誰でも使える。技術会議で資料も発
表されていた(略)ただし私はちょっと変更を加えた。軍は自分たちのところで開発し
た製法を私達に使わせてくれたのだ」

…などと語られているんだそうで

マッ●リブとMREが兄弟みたいな存在だったというのもちょっと面白い話ですがw
或いは今私らが普通に口にしている他の食品の中にも、この時の技術開発の流れを汲
むものがあったりするのかも知れませんですねえ…
69無題Name名無し 24/02/15(木)02:24:04 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556464そうだねx6
業務用スーパーのサイコロステーキ用の肉とかもそうなんじゃろか・・・
70無題Name名無し 24/02/15(木)11:11:58 IP:117.102.*(zoot.jp)No.556466そうだねx1
コンビーフなんかも、それまで捨てるしかなかった余ったくず肉を活用して安く製造できる手法を採用したおかげで、
軍隊から家庭まで手軽に買える保存肉として大々的に広がったらしいですね
兵隊の立場からしたら、やはり生の肉が食べたいというのが本音ではあるんでしょうけれども…
71無題Name名無し 24/02/15(木)12:07:23 IP:123.226.*(ocn.ne.jp)No.556467そうだねx2
軍隊において獣肉の供給を熱心に行ってたのは軍装品に必需品である革の生産のためでもあるだろうな
畜産がしょぼい日本だと革もめちゃくちゃ不足しただろうなぁ
72無題Name名無し 24/02/15(木)12:14:10 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556468そうだねx1
鎧とか刀に使われるから牛皮の生産自体はやってたのよな
ただ近代国家の軍隊になると必要量が桁違いになるんだろうし・・・
73無題Name名無し 24/02/15(木)18:26:30 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556473そうだねx3
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101108 B
近江彦根藩主の井伊家は徳川家中で陣太鼓製造を担当していたことから
言わば「軍需産業」という大義名分で若牛の屠畜が定常的に行われていた
使役された老牛より若牛の肉が軟らかくて美味なことは言うまでもなく
建前上「副産物」である近江牛肉の味噌漬けは将軍家・御三家などに献上される名物となり
元禄期の人物である大石内蔵助なども好物としていた記録がある
74無題Name名無し 24/02/15(木)18:33:16 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556474そうだねx2
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94668 B
定量的な根拠のない話ながら
19世紀まで南米諸国は牛革を輸出して肉は棄てていた
第一次大戦でのコンビーフ缶の需要激増さらには冷凍設備を有する船舶の普及で肉も輸出品に
75無題Name名無し 24/02/15(木)18:48:33 IP:153.139.*(ocn.ne.jp)No.556475そうだねx4
>コンビーフなんかも、それまで捨てるしかなかった余ったくず肉を活用して安く製造できる手法を採用したおかげで、
どうでもいいけど、コンビーフとかランチョンミートって、本州じゃ結構高い缶詰だな
ノザキコンビーフは容器リニューアルしたときに量減ったし
76無題Name名無し 24/02/15(木)18:57:04 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556476そうだねx1
    1707991024083.jpg-(281852 B)
281852 B
上で出ている給糧艦間宮も就役当初は活牛47頭分として、19,010立方フィート (538 m3)
の牛舎と屠畜設備を持っていたものの実際には野菜庫として使用していて
生きた牛を船で運ぶのはあまり実用的ではなかった模様ですな
いわゆるバルチック艦隊のロジェストヴィンスキー航海でも
乗せていた雌牛は乳を出さなかったそうで

画像は間宮にアイスクリームとラムネの製造機を搭載する決裁
軍務局第一課長は井上成美
77無題Name名無し 24/02/15(木)19:01:29 IP:114.183.*(plala.or.jp)No.556477そうだねx6
判子多過ぎでしょ…
78無題Name名無し 24/02/15(木)19:01:50 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556478そうだねx4
    1707991310549.jpg-(448491 B)
448491 B
>どうでもいいけど、コンビーフとかランチョンミートって、本州じゃ結構高い缶詰だな
>ノザキコンビーフは容器リニューアルしたときに量減ったし
牛肉輸入自由化前の日本では肉自体が高かったから
相対的にコンビーフがお手頃だったんだな
今じゃ80グラムのコンビーフ缶が輸入アンガスのステーキ肉一枚より高い
79無題Name名無し 24/02/15(木)20:29:20 IP:211.132.*(bbiq.jp)No.556479そうだねx1
    1707996560439.jpg-(83663 B)
83663 B
>畜産がしょぼい日本だと革もめちゃくちゃ不足しただろうなぁ
根強い仏教的殺生観から皮革業界の発展が日露戦争まで遅れたあげく
日中戦争では皮革の最大輸出元だった中国と戦争になるしで
舶来(輸入革)不足に危機感を抱いた商工省は、昭和13年から戦時皮革統制をはじめるワケです
翌年の規則改正では三味線皮(犬革)や豚皮(食用)も統制対象となりました
※羊毛のみは日本羊革統制株式会社による配給となっています
80無題Name名無し 24/02/15(木)20:36:43 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556480そうだねx1
    1707997003806.jpg-(50469 B)
50469 B
老母の体験談だが
戦時中各家庭に仔兎が配られ、大きく育てて持ってくるように指示された
航空兵用被服などの毛皮用だったらしく持って行くと肉は育てた報酬としてか返してもらえた
兎肉は「おしろい臭い」ので嫌だったとのこと
81無題Name名無し 24/02/15(木)20:37:06 IP:60.102.*(bbtec.net)No.556481+
スパム缶が沖縄でよく食われるのも戦後米軍が沖縄に放出したからなんだよな
もとから中国の影響が強く豚食文化が根強い沖縄で手軽に食べれるスパム缶は重宝された
あれ美味いけど減塩タイプじゃないと塩辛すぎるよね
焼いたスパム缶に泡盛ロックとか暑い日には最高
82無題Name名無し 24/02/15(木)20:46:06 IP:211.132.*(bbiq.jp)No.556482そうだねx1
>戦時中各家庭に仔兎が配られ、大きく育てて持ってくるように指示された
もともとは貧困農村の救済策として始まった養兎ですが、農林省の狩猟報国運動と共に軍用皮革調達にも貢献しました
しかし信仰心篤い地域では「ウサギの生皮を剥ぐなんて無理」と拒否反応があったため、毛を刈るだけで済むアンゴラ兎も導入されていますね
83無題Name名無し 24/02/15(木)22:16:33 IP:60.102.*(bbtec.net)No.556485+
肉が大ご馳走だった戦前時代にホルモンとか全く受け入れられてなかったってのはちょっと興味深いよね
内蔵なんてそんなもん食えるかレベルだった
昔より遥かに飽食な現代でもホルモン人気なのにな
肉が貴重なくせにその副産物である内臓肉を積極的に利用しようとしてないとは貧しい割にはもったいないことしてるね
84無題Name名無し 24/02/15(木)22:47:35 IP:106.72.*(enabler.ne.jp)No.556486+
まぁ江戸時代では大トロ捨ててたって言いますし
85無題Name名無し 24/02/16(金)01:33:03 IP:220.146.*(asahi-net.or.jp)No.556487そうだねx2
>肉が貴重なくせにその副産物である内臓肉を積極的に利用しようとしてないとは貧しい割にはもったいないことしてるね
単に「臭くて食えねぇ」だったんでしょ。ホルモンの語源は「放るもん」=捨ててた物だし。今でも食材にするには大量の水で丸洗いして臭みを消してからでないと。

>まぁ江戸時代では大トロ捨ててたって言いますし
冷凍も冷蔵も無い時代、足の速い油の多い部分は「臭くて食えねぇ」ですよね、。鯖の仲間だし。
高知で鰹にニンニクを挟んで食べてるのは臭いを誤魔化さないと食えなかった名残でしょ。
86無題Name名無し 24/02/16(金)15:54:33 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556492+
書き込みをした人によって削除されました
87無題Name名無し 24/02/16(金)15:55:28 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556493そうだねx3
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77356 B
IJAで97式軽爆の操縦者だった大高政楽さんと言う方の手記に、1939年のノモンハン事
件に参加した際の話が綴られておられるんですが、なにせ乾燥した草原地帯の陣中とあ
って、飲料水はドラム缶で運ばれてくるガソリン臭いもののみ、唯一の楽しみであるべ
き食事の内容も
「ただ玄米ではない、という程度の下手な炊き方の麦飯はまだいいとして、おかずは毎
日、カボチャのふた切れくらい浮かんだ汁だけで、その汁も”ガソリンで調味してオク
タン価を上げてある”というのだから、まったくふんだり、けったりである」
…という、ヒドいものであったとのこと

そんな鬱屈した毎日の憂さ晴らしに、

「ハルハ河からハイラル迄まで(略)牛馬や羊の放牧が非常に多いが(略)われわれはとき
おり、これらの動物にいたずらをやらかしたものだった」
「愛機の高度を地上十メートルくらいに下げて(略)上から見ていると爆音におどろいて
波を打って逃げはじめる(略)羊がいちばんおもしろい」
88無題Name名無し 24/02/16(金)15:56:28 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556494そうだねx3
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60206 B
…なんてイケない遊びに走ることもあったそうなんですが、それでもようやく休戦協定
が結ばれた秋のある日のこと、
「部隊長の発案でジンギスカン料理を賞味しようということになった。さっそく地面に
めいめい穴を掘って、炭火を起こして羊の肉を焼いて食べる」
…ことになったんですとか

もっとも、久しぶりのオニクの味も、味方地上軍に相次いだ悲報を散々聞かされたあとと
あって、せっかくの「ジンギスカン料理」イベントも、
「うまくもまずくもなく、ただうら悲しい敗戦の宴は、それほどおもしろいはずもなく、
味気ないものだった」
…そうです
因みにこのとき大高さんらが賞味したという「ジンギスカン料理」、どんな内容であっ
たのかはちょっと気になるところなんですが、調べると事件の十数年前、1926年に発行
された「素人に出来る支那料理」なる本には、既に「成吉斯汗鍋」なる料理が紹介され
ているんだそうで
89無題Name名無し 24/02/16(金)15:58:02 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556495そうだねx2
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「羊烤肉」という中国のイスラム教徒の方々が親しんでいた、回々(ふいふい)料理を見
た日本人が命名したのが「成吉斯汗鍋」という名称で、鍋と言っても実際には屋外で火
を起こして金網か鉄棒を熱して行う羊肉の焙り焼きである…と簡潔に説明されているん
ですが、
「羊肉には一種のいやな臭気がありますが、羊烤肉になるとこれも殆ど苦になりません」
…なんてわざわざあるあたり、逆に当時の日本人読者の方々が羊肉に抱いていた感覚を
反映している記述な気もしますですね
(無論今でもマトンは論外、ラムも苦手と言う方は勿論いらっしゃいますが)

また、IJA糧秣廠の外郭団体である糧友会が発行する機関誌「糧友」の1932年3月号には、
「羊肉に関する座談会」なる記事が掲載されているんですが、全般に羊肉普及増化のア
ピールの色の濃い記事で、
「肉の需要を多くするには料理をうまくしなければならない。それには日本人になじみ
があるすき焼きとか味噌料理、または満蒙で見られる成吉思汗鍋がよいのではないか」
…なんて提案が紹介されているんですとか
90無題Name名無し 24/02/16(金)15:58:57 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556496そうだねx3
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実際、1930年代頃から糧秣廠及び糧友会は日本各地で羊肉普及会を開催し始めたり、
「糧友」誌に定期的に羊肉関連の記事を掲載するなど羊の推し活に積極的になって
いるそうなんですが、当時は国策上、寒冷地用各種装備品の素材として欠かせない羊
毛の国産量増大が重要目標となっていたのが背景にあるんだそうで

つまり正直なところ羊肉食普及は国内の羊の飼育頭数を増やすための方策の一つ、あ
くまでメインは羊毛で肉の方はオマケ…というのがホンネであったようなんですが、
ともあれ今の日本陸軍の推しの子は緬羊というわけで、「糧友」誌面では羊肉料理の
食レポや家庭で作れるレシピを掲載、果ては独自開発した「成吉思汗鍋」用の半円状
の焼き網を主だった会員に無料で配布、羊肉料理専門店に提示すると2割引きと言う
優待クーポンの配布など様々なキャンペーンを行っているそうです

ノモンハン事件の時点で大高さんらの隊の方々が、どの程度こうした知識に触れてい
たのかは残念ながら定かではないんですが、図らずも屋外での炭火焼き…というのは
「ジンギスカン料理」の、最も原型に近い形ではあったみたいですなあ
91無題Name名無し 24/02/16(金)15:59:59 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556497そうだねx3
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170458 B
余談ですが、絹織物の原料生産者であるお蚕さんの出すう●こを「蚕(蠶)沙」と言
うそうなんですが、これが意外にと言うか乳酸菌やタンパク質も含み羊や山羊など
には良い飼料で、戦前から活用されていたそうなんですが、「糧友」1938年6月号に
掲載された帝都内料理店での羊肉試食会レポの記事には、

「食後雑談に入り、岸局長から、桑には毛を生やす成分がある。それが蠶沙となっ
て羊の腹に入り、羊肉に浸みこんで人の口に入る(略)つまり禿げた(略)人は見逃す
べからずと諷した」
「美味くて、さうなら文句はない、無条件で羊肉黨になりませうと、薄い頭髪をな
で上げてコロンブスがアメリカ大陸を発見した時のやうに嬉しそうな顔をしたのは
陸軍省衣糧課長清水大佐一人だけではなかった」
「かくて羊肉宣伝の目的は所期の通り達せられ(略)會は成功裡に終った」

…なんてありましたり
92無題Name名無し 24/02/16(金)16:01:23 IP:122.131.*(mesh.ad.jp)No.556498そうだねx3
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私個人的には全く縁のない話ではありますが、いくら国策遂行の大義のためとはい
え、少なからぬ数の男性の大いに同情すべき深刻な生物学生理的加齢上不可避でや
むを得ないの悩みにつけ込むような真似をしてまで羊肉普及を図っていたというの
には、義憤を禁じえない方もいらっしゃるんではないでしょうか…いや、私個人に
はまったく関係のない話ですが!

…ところで…今でも蚕沙、もしくは桑の葉を食べさせて育てた羊肉とかどこかでま
だ生産されていて、それが個人で購入出来たりは…しないですかね…?
93無題Name名無し 24/02/16(金)18:22:31 IP:126.254.*(openmobile.ne.jp)No.556501そうだねx1
毛を生やす効果があるってそれホントなのかな?
それはそうと中国風の羊料理とか美味いですよねぇ
羊肉串とかクミン炒めとか
好みは分かれるけど俺は好きだなぁ
94無題Name名無し 24/02/17(土)00:28:32 IP:119.26.*(zaq.ne.jp)No.556503+
そういや、どこぞのエロゲヒロインの自衛官の娘がジンギスカン好きだったな。
北海道で勤務してたんだろうか?
95無題Name名無し 24/02/17(土)00:32:53 IP:49.98.*(spmode.ne.jp)No.556504そうだねx1
いっそ桑の葉を直接食べればもっと効果が・・・!
96無題Name名無し 24/02/17(土)06:40:22 IP:121.105.*(dion.ne.jp)No.556506そうだねx3
抹茶フレーバーの鮮やかな緑ってお蚕様のう●ちじゃありませんでしたっけ
普段無意識に皆さん摂取してるのでは
97無題Name名無し 24/02/17(土)08:06:51 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556507+
2021年現在で国内の養蚕農家はわずか186戸
>https://seifu.sakura.ne.jp/chiribukai/nihonnoyousan.pdf
統計上全盛だった1929(昭和4)年には2,216,602戸でしたから
これでは国産で需要を云々できるレベルでは…
98無題Name名無し 24/02/17(土)08:17:17 IP:49.105.*(spmode.ne.jp)No.556508+
>これでは国産で需要を云々できるレベルでは…
そこは輸入でしょ
99無題Name名無し 24/02/17(土)08:31:31 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556510+
>「成吉斯汗鍋」
例の堀元美さんの「鳶色の襟章」では開戦直前の昭和16年10月19日に出てきますな
漢口の第一海軍工作部で勤務中の氏はこの日折しも誕生日
>「何か変ったものが食べたいなあ」といっていると
>「ジンギスカン焼がありますよ」と教えてくれた男があった。さっそくそこへ出かけて見る
>「烤牛肉」(カオ・ニュー・ロー)という看板が出ている。本来は羊の肉だそうな
>大きな鍋の、下ではなく中で細い薪を燃やし、鍋の上に鉄の角棒を並べた上で葱と牛肉を焼く
>葱が灰になった頃牛肉は食べ頃に焼けている。机の上にその鍋とタレを入れる皿などが載っており
>腰掛けはなくて、ちょうど腰掛けのように角材のストールがあって
>立ったまま片足をこれにかけた姿勢で食べるのである
100無題Name名無し 24/02/17(土)08:34:19 IP:119.245.*(nttpc.ne.jp)No.556511+
という訳で満蒙や北支ならいざ知らず、長江流域の漢口では羊肉は入手困難だったか
よしんば出しても現地住民の口に合わなかったか
「烤羊肉」ならぬ「烤牛肉」という看板を掲げる仕儀となっていたようです
101無題Name名無し 24/02/17(土)10:01:46 IP:106.73.*(enabler.ne.jp)No.556512+
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541956 B
>国内の養蚕農家はわずか186戸
>これでは国産で需要を云々できるレベルでは…

一方で、養蚕業は機械化・自動化が進んでいる分野でもあるので、将来的には都会の高層ビルの一室で養蚕が行われるという事もあるかもしれない
病気に弱い蚕の健康状態を見るために、SONYのイメージセンサをしたりとか、意外とDX化が進んでるのよね

この研究など面白い
https://www.jstage.jst.go.jp/article/konchubiotec/88/3/88_3_181/_pdf/-char/ja
102無題Name名無し 24/02/17(土)19:27:50 IP:110.67.*(so-net.ne.jp)No.556527+
>No.556506
>1708131706161.pngの右上に映ってるような大豆とか抗生物質モリモリの混合飼料が主流なのに使えるの?
103無題Name名無し 24/02/17(土)20:46:44 IP:114.183.*(plala.or.jp)No.556535+
>2021年現在で国内の養蚕農家はわずか186戸
わずかというか逆にまだそこまで有ったんだと…地図記号も最近廃止されちゃったし
104無題Name名無し 24/02/17(土)20:49:19 IP:114.183.*(plala.or.jp)No.556536+
>…というものであったそうで、さしあたりくず肉を活用して、肉への軍の支出を6割削
>減する…なんて目標が定められたそうです
お高い部位やお肉が出来る以上出てくるモツの類は一体何処へ…?
105無題Name名無し 24/02/17(土)20:51:52 IP:27.83.*(dion.ne.jp)No.556537そうだねx2
大佐殿、サ○ットのラム肉は蚕沙を使った飼育がなされていない模様、と自己実験の結果が出ました!(´・ω・`)
106無題Name名無し 24/02/18(日)21:10:09 IP:114.183.*(plala.or.jp)No.556592+
>業務用スーパーのサイコロステーキ用の肉とかもそうなんじゃろか・・・
思い出したけどマッ〇のピンクスライムも

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