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後ろのツリーの飾りは実装シリーズたちの目玉かな？

テププッ今夜も激しそうデス❤

も？

スレ画入って…

>テププッ今夜も激しそうデス❤
そういうのは裏葉マッマに任せるデスゥ

昨夜は最初だけ貼ってさっさと寝ちゃったけど続きの要望が多かったみたいなので貼っていくデス
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終わりデス

野良の仔として公園に生を受け多くの姉妹との死別を嘆く暇もなく過酷な生存競争に身を投じ
幾多の修羅場を潜って成体となり多くの仔を生すも殆どの仔を亡くす
必死に育て上げた最愛の仔に自分の全てを伝えなんとか無事に巣立たせる
飢えと寒さと暴力の吹き荒れる小さな公園の片隅で僅か二年半の生涯をひっそりと終える
「オナカがイッパイになったことなんて一度もなかったけれど…
　あったかかかったママ…イッパイ遊んだ姉妹たち…授かり散って行った娘たち…
　一生懸命ガンバッたデス…ワタシの一生はとても…とってもシアワセだったデッス！」

親と姉妹の顔さえ知らず高級飼い実装の仔として裕福な家庭に暖かく迎え入れられる
安全と安心と安息を保障された何不自由ない穏やかな飼い実装としての日々
成体となって疎んじられることもなく許された生涯唯一度の出産で生した仔らは里仔に出された
窓辺の実装安楽椅子で暖かく穏やかな陽射しを浴びつつ二十余年の天寿を全うし今大往生
「公園のオトモダチをいつも遠くから見てたけど一度オハナシしてみたかったデス…
　ママ…オネチャにイモチャ…もう顔も声も覚えてないデス…娘たちはシアワセになってるデスゥ？
　ワタシの一生は…シアワセだったんだと思うデス…ワタシはシアワセな飼い実装石？…」

クリスマスプレゼントデスゥ(託児)

ここは建具屋さんの作業場　大量のカンナ屑を一生懸命袋に詰めている実装石
それを一服しながら孫でも見るように目を細めて眺める老職人
｢おう実公　いつもかたしてくれるのはアリガテェんだけどよ
　駄賃もいらねぇってのはどういった料簡なんだよ？｣
一心不乱に袋詰めしていた実装が汗を拭きつつ顔を上げる
｢ダンボールハウスのフカフカクッションにするデスゥ♪
　親方さんのカンナクズは特に薄くてヤワヤワだから公園のみんなにも大好評なんデスゥ｣
｢けっ!!おきやがれ…褒めたって何にも出ねえぜってな!!｣
キセルをカンと叩く　それほど満更でもない顔だった…
ニッコリ笑って再び袋詰めに戻る実装

建具屋さんの看板が夕日に染まる頃　両手と背中に袋イッパイのカンナ屑を抱えてオジギをする実装
おめぇ仔がいるんだろと抱えた袋にコンペイトウの袋を捻じ込む老職人
｢またいつでも来なよ｣と素っ気無い背中に戸惑いながらも嬉しそうに再度深々と頭を下げる親実装
それが今生の別れになるとはまだ誰も知らなかったのです…

建具屋の看板にシトシトと降り頻る雨…
くじら幕に覆われて閉ざされた店先に佇む実装石
いきなりガラス戸が開き喪服の人間たちが慌しく出棺の手配を始める
家人の一人から忌々し気に足蹴にされ水溜りに突っ伏したのはあの時の親実装
ずぶ濡れの身体を電柱の陰に隠し通い慣れた店先の様子を窺う…
やがて運び出される棺に何かを悟ったのか　見よう見まねで丸い手を合わせる
｢あんた　としチャンとこに出入りしてた実装石かい？｣
顔を上げた先には黒い傘を差し親実装を見下ろす喪服の老婦人
丸めて抱えたレジ袋からカンナ屑のカケラがパラリと落ちる
手招きされるままに連れて行かれたのは向かいの果物店
｢これをね　ヨイショ　としチャンから預かっていたのさ｣
親実装が目を丸くするモノが目の前にあった　

物置からゴトゴトと引き出してきたのは凝った細工が施されたリンゴ箱？
折り畳み式リヤカー型の引き手　大きな自在戸車はグルリとハカマで覆われている
跳ね上げ式の窓　堅牢な扉には引き出し式の階段　どちらにも立派な錠前が付いている
外壁両面には達筆とは云えない文字で大きく…
『双葉町　虹浦建具店謹製　飼い実装公園暮らし体験中　連絡先(なぜか果物店の番号)』
場所は時々移動しなさいね　と渡されたのは細い鎖に繋がれた鍵と金属製のプレート
何か小さな文字や数字が沢山掘られているようだが親実装には判別など出来ない
お守りだから失くさない様にと頭巾を捲り首に掛けて服の下に仕舞い頭巾を戻す
あなたのオウチよと言われ前掛けをポン！　突然の展開に目を緑赤させる親実装だったが
これらは全部あの老職人が生前に用意してくれたものだと聞かされると
その場に膝を折って蹲り泣き伏してしまった　老婦人もガーゼのハンカチでそっと涙を拭く

ゴトゴトとそぼ降る雨の中ハウスを引き公園に帰る親実装　
跳ね上げ式の窓がいい塩梅の雨避けになっている
ベアリング入りの戸車(ストッパー付き)ではあるがそれなりに重い…
その重さが家の中に詰め込まれた果物の山(キズモノ)であるのを知ったのは
公園に帰り仔らと共に家の鍵を開けてからのことでした

※1レス分増えてしまいました　

>クリスマスプレゼントデスゥ(託児)
ありがとう楽しめたよ
それじゃそのゴミ片付けといてね

『デププ！今日はクリスマスといってご馳走がたくさん食べられる日デスゥ！』
『ホントテチ！？』
『すごいテチ！』
『さらにはご主人サマから素敵なプレゼントももらえるデスゥ！』
『やったテチ！』
『おもちゃがたくさんほしいテチ！』
そんな事を言って盛り上がっている飼い実装のミドリ一家に、飼い主の男は厳かに告げた。
「ミドリ、クリスマスってのはな、イエス・キリストの誕生日なんだ」
『デェ？そんなの知らないデス！早くご馳走食べたいデス！』
「イエス・キリストはな、人間の罪を一身に背負って天に召されたんだ」
『いいからはやくウマウマ持ってきてテチィ！』
「だからお前達罪深い実装石も、イエス・キリストを見習ってその身で罪を贖うべきなんだ」
『おもちゃ！おもちゃ！はやくおもちゃで遊びたいテチャァ！』
ご馳走とおもちゃに目が眩んだミドリ一家は、最期まで男の異状な言動に気付くことが出来なかった。

寒空の下、ミドリ一家は禿裸にされて全身を滅多打ちにされた挙句、男が雑に作った十字架にこれまた雑に磔にされていた。
『デ・・・デゲェ・・・、どうして、どうしてデスゥ・・・？』
『ご、ごち・・・そう・・・（パキンッ！）』
『おも・・・ちゃ・・・（パキンッ！）』
ミドリ一家は知らなかった。
男には結婚を考えていた女性がいた事を。
だが、女性は大の実装石嫌いであり、それが原因で関係がご破産になった事を。
その事がショックで、男は仕事で取り返しのつかないミスをしてしまい、退職せざるを得なかった事を。
そんな絶望的な状態の男の前でクリスマスだと浮かれていたミドリ一家は、男の神経を知らず知らずのうちに逆撫でしていたのだった。
死にゆくミドリ一家を虚ろな目で眺めつつ、男はぽつりと呟く。
「・・・アーメン」

12月25日という日は公園管理者にとってはとても大変な日だ

甘やかされた実装たちが24日にはプレゼントがもらえるという
テレビや実装雑誌の甘言にのせられてわがまま放題を発揮し
飼いを諦めた飼い主が公園にリリースしてしまうのだ

きっちり処分してくれればいいものの
そこは一度は実装を飼おうという人たちなので手を下すのは忍びないらしい

ナマモノを飼うのであればちゃんと責任をもってほしいな
なんて思いつつ公園管理者たちは日田天領水を撒くのであった

我らは神の代理人
神罰の地上代行者
我らの使命は我が神に逆らう愚者を
その肉の最後の一片までも絶滅すること
エィィィィメン！！ジャキィッ！（刃物を十字にこすり合わせながら）

>実装石のバイト
こういうほのぼの系なお話も大好きデス！

>6
>終わりデス
良い話や…実装石はこういう切ないのが好き